保険をあてにしてアメリカで健康診断してみたら、再検査になって医療費が高額すぎた

ここ1週間で2回病院に行きました。

アメリカの多くの保険はPreventive care(予防医療)は100%保険でカバーされます。ということは、健康診断は保険会社が支払ってくれる!と思い受診しました。

 

健康診断は、日本で受けていたものと比較すると、項目は多くなかったので、きっと問題ないだろうと思っていました。身長、体重、血液検査、心電図、尿検査。婦人科検診は40代以下は4年に1回でよいらしく、今年はパス。看護師とナースプラクティショナー(NP)※が対応してくれました。

 

結果は、まさかの心電図で引っかかりまして、近隣の専門病院へ行くことになりました。

 

保険で100%カバーされるから、持ち出しの現金はないと思っていたのに、再検査は普通に支払いが発生します。「病院へ行く=高額」、どうしよう(汗)

 

私の保険は、年$2,500まではかかった医療費はすべて自己負担し、超えたものは、おおよそ80%カバーされます(2割負担)。これでもかなり良いほうで、保険料が安くなるにつれ、年$3,000や年$5,000と、最低医療費の金額が上昇します。まさにどれだけ病院に行かないで過ごせるかの賭け。

 

日本では、国民健康保険のおかげで子供と高齢者を除く多くは3割負担ですよね。そこに民間の保険会社が入る余地はあまりないため、入院や手術で高額になったときのみ医療保険が存在します。そもそもの医療費自体がアメリカと日本ではアメリカの方が高額なうえ、$2,500超えないと保険でカバーされないって。。。高額なうえに全額負担。

 

日本に帰国してから病院に行こうかとも考え、緊急性があるのか、重大な病気が潜んでいるリスクが高いのか、心電図のコピーをもらっていたため、看護師試験のサイトなんかもみて調べました。ふむ、心電図って1日のうちの数秒なので、あてにならないって。それでも心配なので、知合いの看護師に心電図のコピーを送ってみてもらったところ、病院での検査を薦められ、仕方なく病院に行きました。

 

事前に医療費を調べられるサイトがあり、想定検査項目をそれぞれ調べると、計$1,000程度。心の覚悟はできたようで、、やっぱり高すぎてできない。

 

病院は、親切な対応でしたが、待ち時間が長く3時間ほどで終了。やっぱり心臓病って、私(30代後半)の年代の患者はいなくて、みな高齢。エコーとトレッドミル(エクササイズマシンで走って、心電図を記録)の検査をし、最後に医師が登場し、最終的な結果は2日後だけど、トレッドミルの結果は問題なし、と。これで$1,000か(涙)。

 

ちなみにアメリカの病院では、後日正確な金額が送られてきます。恐怖です。

 

今回は仮に問題なかったとしても、私は30代前半は不健康に働いていたので、いつガタがきても不思議ではないと思っています。一層体を労わって、適度な運動と無理しない、健康的な食事を心がけようと思いました。

 

※NPは医師と看護師の中間で軽度の診断やの負担軽減と医療費負担軽減のための制度のようです。日本でももっと普及すればいいのに。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%BC