アメリカで赤ら顔(酒さ)が改善したスキンケア
30歳過ぎたころから、使用していた化粧品に敏感に反応するようになり、消えてはまたできての繰返しだったのが、いつの日か治らなくなって、美容皮膚科で酒さと診断されました。症状は頬と顎と額が赤い、化粧品に敏感、小さいニキビが常にある、だけど異常なまでの乾燥肌です。
20代は自分では美肌だと思っていたのにショックでした。
皮膚科で処方された抗菌薬とアレグラを3カ月ほど飲み続けたところ、その間はきれいになっていたのですが、辞めると再発。その繰返し。
完治するにはレーザーを薦められましたが、保険適用外なので照射面積にもよりますが私の場合は1回10万円程度を数回、と聞いて消沈。
その後渡米することになり、高額なので皮膚科には行けずどうしようかと思ったところ、YouTubeでアメリカやオーストラリアの皮膚科の先生やスキンケアエキスパートが発信していました。その内容を聞きまくって、試したところ最近は肌の調子が落ち着いてきました。
酒さは英語でrosaceaというらしく、日本では患者数は人口の数パーセントですが、アメリカではもっと多いらしいです。白人などの色白の人がなりやすいそうですが、褐色でも人によっては罹患します。
皮膚科医の話をまとめると、酒さはスキンバリアが壊れた状態なので、それをもとに戻すだけで相当改善が見込まれる、らしいです。私は今までで自然派化粧品やアンチエイジングにこだわっていたのですが、スキンバリアが壊れている状態では、その効果もないそうなので、まずはYouTubeで紹介されている商品を試してみました。
以下YouTubeの内容のまとめと私が使用している商品です。日本だとiHerbやアマゾンのサイトなどで入手できるかもですが、そうでなくても以下YouTubeの内容を参考にして、他の商品で代用できると思います。
◆YouTubeの内容
・敏感肌用の洗顔、クリームや乳液を使う。化粧水、セラム、クリームなどは多くても3種類まで。
・洗顔やクリーム等は必ず無香料、オイルフリー、ノンコメドジェニックのもの。成分にアルコールが使用されているものは避ける(Fatty alcoholはOK)
・日に当たる時は、必ず日焼け止めクリームを塗る。(日焼けはスキンバリアを壊すため、酒さには大敵)
・状態が悪い日は、バセリンを指で少し温めて柔らかくしてから顔にやさしく塗る。
◆私が使用しているスキンケア商品
・Vanicream Gentle Facial Cleanser(夜のみ。朝は水洗い)
・Neutrogena Oil-Free Face Mosturizer for Sensitive Skin, Fragrance-Free, Non-Comedogenic(朝夜使用)
・SeaBuckthorn Oil(夜のみ使用)
・Vaseline (時々夜のみ使用)
・The Ordinary Azelaic Acid Suspension 10% (時々夜のみ使用)
・The Ordinary Niacinamide 10% Zinc 1% (時々夜のみ使用)
日本人的には、化粧水がないのが初めは違和感がありましたが、今は慣れたので、洗顔後そのまま乳液塗ってもOK。
私のお気に入りはNeutrogenaとSeaBuckthorn Oilです。Nuetrogenaは、シミ、しわ、美肌などの効果を謳う商品が多い中、なんの変哲もないただの乳液です。そこを我慢して根気強く使い続けることが必要でした。
3カ月ほど続けると、顔の赤みは少し引いて、ニキビはほぼできなくなり、乾燥はかなり改善しました。
日本だとキュレルやラロッシュポゼなんかよさそうだなと思っています。酒さでお悩みの方は参考にしてください。